美容室・美容院経営のヒント「BRAND/ブランド」とは何か?を考える

こんにちは。BSBC学長/美容室・美容院・ヘアサロン経営コンサルタントの高橋譲太郎です。

さて、今回は【美容室・美容院経営のヒント「BRAND/ブランド」とは何か?を考える 】という内容をお伝えしてまいります。 美容室・美容院・ヘアサロンの経営を考えるにあたって、一番大切なことは何でしょうか?

 

経営をすることの難しさは、集客ではなく、スタッフ採用でもなく、社保完備でもなく、「事業を継続させる」ということです。事業を継続させる。これは当たり前のように思いますが、実は非常に難しいものなのです。

 

皆さんは企業生存率という言葉を聞いたことがあるでしょうか。企業が事業をスタートさせてから、年数ごとに何パーセントの確立で継続しているか(生き残っているか)を表した指標です。企業生存率には様々なデータがあるのですが、一つの指標を参考としてご紹介したいと思います。

 



設立から1年後には60%の企業が倒産・廃業し、起業1年後の生存率は40%。

設立から5年後には、85%の企業が倒産・廃業し、起業5年後の生存率は15%。

設立から10年後には、94%の企業が倒産・廃業し、起業10年後の生存率は6%。

そして、20年以上継続する会社は0.3%であり、30年以上継続する会社は0.025%。

 

非常に厳しい数字が並んでいますね。数字を見るからに、かなり生き残っていくのが難しそうです。

 

では、この激しい生存競争から生き残るために、どのような事をしていけば良いのでしょうか。この企業の生き残り/事業発展のヒントをBRANDING COLLEGEではお伝えしております。そのヒントとなるのが、「BRAND/ブランド」とは何か?という観点です。ご自身の美容室・美容院・ヘアサロンをBRAND/ブランド化していくことができれば、企業生存率の厳しい荒波も乗り越えていくことができるのです。

 

さて皆さんは「BRAND/ブランド」と聞いてどのようなものをイメージするでしょうか。多くの人は、プラダやシャネル、フェラーリやベンツ、ロレックスやフランクミュラーなど、高級ラインナップのブランドを思い浮かべるのではないでしょうか。間違いではありませんし、実際に「BRAND/ブランド」として、各業界の中でも圧倒的な人気を誇る企業です。

 

では、「BRAND/ブランドという言葉を、一言で分かりやすく説明してください」と言われた場合はいかがでしょうか?

 

高級品、安心感、認知度、安全性…など、様々な言葉をイメージすることができますが、なんと説明するのが一番適切でしょうか。簡単に説明するのが難しいですね。

 

それでは、この「BRAND/ブランド」とは何か、ということを分かりやすくひも解いていきたいと思います。「BRAND/ブランド」というのは、世の中に様々あります。例えば、バッグ。エルメスのバーキンというバッグは有名です。金額で言うと約150万円程するようですね。一方で、しまむらで売っている定価1980円のトートバッグも、同じ「バッグ」です。150万円のエルメスのバーキンと、1980円のしまむらのトートバッグ。どちらも同じバッグです。

 



しかしエルメスのバーキンを150万円使って購入する女性がいる反面、しまむらの1980円のバッグを購入し、プチプラコーディネートを楽しむ女性もいるのです。どちらが良いという問題ではなく、それぞれ理由があって選んでいるのです。おそらくエルメスのバーキンを購入した女性は、素敵な男性とのレストランディナーデートで、きれいに着飾ったときのコーディネートでバーキンを使うでしょう。しまむらで1980円のバッグを購入した女性は、インスタグラムで、ハッシュタグに、♯しまむらコーデと入れて投稿するのです。

 

実はこれ、どちらも「BRAND/ブランド」という観点では正解なのです。エルメスもしまむらも、数多くのバッグの中から「選ばれている」のです。そうです。選ばれる理由があり、選ばれるだけの価値があるのです。「選ばれる理由・選ばれる価値」これがすなわち「BRAND/ブランド」の定義と言えるでしょう。

 

そう考えると、価格が高いものは価格が高くても選ばれる価値がありますし、価格が安いものは品質が劣るというイメージに負けず選ばれる理由があるのです。その意味を理解していくことが、企業のBRAND/ブランド化、すなわち企業生存率を高めて事業を継続していくことにつながるのです。長く事業を継続し生存する企業の背景には、顧客に選ばれる理由・価値が存在し、従業員が働いてくれる理由・価値があるのです。


美容室・美容院・サロンビジネスも同様です。戦国時代と言われる今日。美容室・美容院は全国に23万軒あります。コンビニの約4倍もあり、全国にある信号機の合計よりも多いのです。1年間に1万軒の美容室・美容院がOPENする反面、約1万軒の美容室が廃業しているのです。その中で生き残っていくためには、どのようにしていけば良いのでしょうか。顧客や従業員に選ばれ続けていくためには、何を整えていけば良いのでしょうか。それは会社毎に異なってくるものです。会社毎に得意な分野や特徴があります。その得意分野や特徴を、他の企業に負けないように磨いていくことが重要です。

 

 

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