さて、今回は【お勧めの一冊『スターバックスはなぜ値下げもテレビCMもしないのに強いブランドでいられるのか？』 】についてご紹介していきたいと思います。

スターバックスを好きな人は多いと思いますが、この本のタイトルを見たときに、「そう言えば、確かにスタバは値下げもCMも全然行っていない」と不思議に思ってしまうくらいの印象ではないでしょうか。

事実スターバックスは値下げもテレビCMも行っていません。（本書によると、過去に一度CMを行っていたことがあったそうです。）『キャラメルマキアートが平日の14時〜18時は50％OFF』というような値引きも見たことがありません。それでもスターバックスは客足が絶えないくらい人気のカフェなのです。

値下げも広告も一切行わないということは、ホットペッパーに多額な広告費をかけ割引競争が当たり前になっている美容業界にとっては、羨ましく見えてしまいますね。

同じ一杯のコーヒーを飲むにしても、タリーズやドトールであれば、もう少し安く飲むことができます。それでもスターバックスは顧客から人気なのです。一方で、たいていのスターバックスは、どの時間帯に行っても大抵混んでいます。混んでいるということは、その分ゆっくりできないのではないか、とさえも思ってしまう人もいるにも関わらず、混んでいるのです。

では、一体何がスターバックスの人気の秘訣なのでしょうか。

中にはインスタ映えを意識して撮影をする人や、MacのPCを開いて仕事やNETをしている人もいるのです。こういう雰囲気や空間も大事でしょう。しかしそれは、表面的な魅力であるとも言えます。

本質的なスターバックスの魅力は、サービスであり人財育成によるものかもしれません。そして、広告をかけなくても人気となり得る、マーケティング。スターバックスは「マーケティングは全ての社員の仕事の一部である」と言っています。

心地良いサービスを生み出す人財。そしてそれをマーケティングの武器として昇華させる社員の意識。これらがあって初めて「スターバックスはなぜ値下げもテレビCMもしないのに強いブランドでいられる」のかもしれません。

スターバックスの人気の本質を見る事ができる一冊です。ぜひご覧になってください。